学芸員の仕事の種類は所属する博物館によって
大きく変わります。
学芸員のメインになる美術分野や歴史分野がほとんど
のため、いまのところ科学分野や産業系の博物館で
学芸員が働くことはあまり多くありません。
主な仕事の内容としては、資料の管理や美術展示会の
企画やワークショップでの販売企画などがあります。
特に美術館によっては絵画や写真、彫刻など特定の分野
で突出して展示品を出していることが多く、学芸員に
ついてその分野の知識が高い人ほど優遇されるのが
現状です。
ただ、どの美術館についても慢性的な人手不足が
顕著であり、実際には複数の仕事を任されるというのが
歴史系博物館については、美術系博物館以上は人手が不足
しがちであり、実際には博物館で働く学芸員以上に各
地方公務員が仕事に従事することが多いのが現状です。
特に歴史系博物館では学芸員の資料管理だけではなく、
研究活動が随時進められることから、展示会やワークショップ
の企画などより幅広い業務を行うことになります。
歴史分野の学芸員の業務には大きく分けて歴史学、
考古学、民俗学の3分野に分かれていますが、実質小さな
博物館では、2人でこの3分野を管理している学芸員も
肝心の学芸員の求人情報はなかなか手に入りません。
美術系や歴史系の博物館は特に、学芸員の増員は少なく
求人募集の大半は、退職者と入れ替わりに求人が
出るため、学芸員の求人は少なくなっています。
公的機関が管理している博物館などの学芸員求人は
各都道府県で出ることもありますが、一般には
学芸員になりましょう